混合夢07.

〜二次試験開始〜






無事、二次試験の前半はクリアした。




でも、は今それよりも大変だった。


何故だか自主的に実体化すると、ずーっととなりで引
っ付いて離れないのだ。





「ねぇリドル。周りの人目茶苦茶見てるんだけ
ど・・・」



「そう?僕は気にならないけどね」



そう言って見下ろしてくる。


その顔に貼りついた笑みは、はっきり言って白々し
い。は恨めしげにリドルを見上げた。




「あっ、言っておくけど、指輪にはもどらないから」






「ふぅ・・・・・」




ココに帰って来るまでは普通だった(普通とは言っても
黒かったけれど)リドルは、会場に着いたとたんに姿を
現し、ピッタリとくっついて離れなくなったのだ。




「ねぇ。本当何なの?」


「秘密だよ


もうこの一点張りなのだ。



さっきからは何回もこのセリフを繰り返して
いる。




「はぁ」




いいかげん疲れてきたは、仕方が無いのでそ
のままリドルの好きにさせる事にした。



リドルは言い出したら聞かないのだ。
だって人の事は言えないが・・・。




まあ、視線も邪魔避けすればそのうち収まるだろう。



そう考え、やっと考えが落ち着き・・・。



なんとなく辺りを見渡していると、
ヒソカがジーッとこっちを見つめていた。




「うへぇ」





そっちを見たは、思いっきり目が合った上、
ウィンクまでされてしまった。


正直、萌えだけど・・・。



ヒソカの目がその隣の誰だい?と言ってる。


確実に・・・。



「・・・・なっ!」


何気なくリドルの方を見れば、リドルもヒソカの方を
見て妖艶な笑みを浮べて居るではないか!!!」









「ありーえなーいー!!」



もうにはお手上げだ。









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