気弱な彼女02
すみません。ごめんなさい!! もうしわけないです!
私なんかが上に乗っかってしまって・・・・・・ほっ本当に
もうしわけないですぅぅぅぅ!!」
はヒソカの腕からピョンっと飛び降りると記録的な
スピードで近くに生えていた木の後ろへと滑り込んだ。
さながら野生動物のようだ。
クス
それを見たヒソカはニヤリと底の知れない笑みを浮かべた。
混乱した脳は激しく回転して笑みの意味を考えるが、まさか
青い果実認定されたわけでは無いだろう。
それ以外であんな笑み怖くて考えたくも無い。
「キミさ面白いよね、いったい何者なんだい?」
は顔をさっと赤くした。
打って変って、ニヤニヤ笑いを浮かべているヒソカは、
変態オーラさえ無ければかなりカッコイイ。
しかし、意味を言葉を噛み砕くうちに、どんどんと顔が青くな
っていく。
(ただものも普通にただものに決まってるよぉ)
情けないが、此処で披露できる特技など無い!
強いて言えば、そりゃあもうただものでオタクな子だと言う事だ。
しかし、何か出来るかとか聞かれたわけでは無い。
そんな事を考えてヒソカの方へと目を向ければ・・・・・・。
笑みを深めているヒソカと思いっきり目が合ってしまう。
其処から慌てて目を逸らし、大きく深呼吸して呼吸を落ち着かせる。
心臓が飛び出しそうで、ドキドキとして、ヒソカにまて聞こえそうな
程である。
は慌てて考えた。
今の口に出しては居なかったはずだ、ただの百面相だったと思われる。
なのに・・・何故笑みを浮べらてこっちを見ていたのだろうか。
「クス◆強くないことぐらい解っているよ☆やっぱり面白いよキミ。
なんだか興味があるな♪」
だがヒソカには何を考えているかばればれだったが。
「noooooooooo」
(いや・・・YESかな?)
興味をもたれたことに思わずガッツポーズしてしまったのは腐女子の
性である。
「ただ、キミ突然空間の裂け目から出てきたんだ★これって不思議だ
と思わないかい?最初は念かと思ったけど、そんな気配はなかったし
ネ☆」
ニヤ
ヒソカはにやりと笑みを作ると、ゆっくりとした動作で一歩一歩の元
へと近ずいていく。
「いゃゃゃゃゃゃゃゃややややややややややなんでもないただの人です
本当!! ただ、多分異世界から来ただけのチョッとオタクな女の子です〜!
きっ来た方法だって自分の力じゃなくって! ベットから降りたら突然変な
時空のトンネルみたいな中を落ちてたんですよ、ふわふわと!!!」
がパニックになりると、マシンガントークがいつもの倍になって飛び出し
ていった。
が、足はガクガクと震えているし、手は木の幹にしっかりとしがみ付いて固
まっている。
まるで命綱を握り締めるような勢いだ。
「その様子じゃ嘘じゃなさそうだね★キミからは何の念も感じないし・・・・・・。
今言ったとおりなら、キミ行く所ないんだろう? 興味もあるし、ぼくと一緒
に来るかい◇」
疑問系でありながら、来るのは当たり前だと言うように、ヒソカはゆっくり
とのもとに迫ってきた。
たどり着くと、ヒョイっと持ち上げ、顔 手 足の動きが固まったを片手に
ニヤリと笑った。
「暫くは退屈しなさそうだね♪」
(なんですかそれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)
は耳元での不意打ちに顔を真っ赤にさせた。
心の中で大絶叫するのだった。
