気弱な彼女01







なぜですか?

は自問自答してはそんなバカな!?

突っ込みを入れた。

「ありえないありえないありえないありえない〜〜!!」


今日の朝、はベットの中でぼーっとテレビの占いを眺めていた。
それから、もそもそと起き上がりベットから降りてまずスリッパに
足を突っ込む。
そして一歩・・・・・・。
一歩・・・・・・。



ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?


気がつけば足場は無く、足は空しく中をかいた。


そして今ゆっくりとふわふわと落ちていく

きっと、重力のまま落ちていたらこんなゆっくり自問自答などできまい。

「何っ何故?わたしってアリスだったっけ?ここって不思議の国のアリス
ですか?!」

そうまるでこの中はありすが落ちていた穴にそっくりだった。
違っているのは、落ちているのがアリスじゃないってこと。

それと、落ちた先が奴の腕の中だってことだった。






しばらくしてそれは起こった。

軽い衝撃に、ぎゅっと目を瞑って眉をしかめる。


「うぅ〜〜〜〜」

不可思議で暗い世界からまぶしい光の中へと放り出された目は、眩しい光に
シバシバとしている。


それに何かの上に居る様で、ちゃんと重力もあるし足がぶらぶらする。

そしてなにより、それは人肌の温もりがあるのだ。

(なっなに〜〜!?私ってば何の上に落ちちゃったのっ絶対コレ生き物っぽい!)
ドキドキと早鐘を打つ胸を必死で抑えつつ、混乱した頭で必死に考える。
そんな状況に、真上から声が降ってきた。

「ねぇキミ★」

「・・・・・・」

「・・・・・・★」
嫌だと拒絶反応を訴える心に鞭を打ち、そっと目を開ける。




「・・・・・・・・・・・・っ!!」


(あぁぁぁぁああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁありえない)
心の中で、物凄い絶叫を上げる。
だって仕方が無い。
目を開けた瞳に映った物は・・・・・・。



あのヒソカだったのだ。

コスプレか?と自問自答する心と、本物かと萌える心と、あの変態ヒソカに怖が
る心が激しくぶつかり合った。
(萌?モエ?モエナンデスカ!!?ってかその前に逃げるべき?!)










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あとがきもどき

少し修正しましが、あんまり変わってません;